日本人の約5人に1人が、いびきをかいていると言われています。一緒に眠るパートナーに指摘される、睡眠の質が悪く疲れが取れない……など、いびきで悩んでいる人は多いかと思います。いびきの原因は、病気から体型まで様々ありますが、枕で対策することができます。そこで今回はいびき対策枕のおすすめ5選をご紹介します。

いびきをかいてしまう原因とは？

まずは、いびきが発生するメカニズムについて考えてみましょう。
睡眠時は筋肉がゆるんでいるため、重力で舌が喉の奥に下がって上気道が狭くなり、そこを空気が通るときに周辺の粘膜を振動させることで、いびきが発生します。また、寝るときの姿勢によって、上気道が狭まることもあります。
疲れたときやお酒を飲んだときなどの一時的ないびきなら問題ありませんが、慢性的ないびきは、本人の眠りが浅かったり、一緒にいる人の睡眠を妨げてしまう可能性があるので、注意が必要です。

いびきを防止するには？

いびきは一緒に寝ている家族や同居人の安眠を妨げてしまうかもしれません。また、いびきを指摘されると、人と眠るのが苦痛になってしまうことも……。そこで、自分でできるいびき対策を3つご紹介します。

1：生活習慣を変える

喫煙や飲酒、睡眠薬の服用などは、いびきをかきやすい生活習慣と言えます。喫煙すると喉や鼻の粘膜が弱くなり、ちょっとした刺激で炎症を起こして粘膜が腫れ、上気道を狭くしてしまうことがあります。また、飲酒や睡眠薬の服用は、過剰に筋肉を弛緩させて上気道を狭くします。

2：睡眠時の寝姿勢を変える

睡眠時の寝姿勢によって上気道が狭くなることを防ぐことができます。仰向け寝よりも、横向け寝やうつ伏せ寝の方が喉を塞ぎにくく、いびきを改善できる可能性が高くなるので、横向き寝をサポートしてくれる枕や、抱き枕を使用することが、いびき予防に有効です。

3：枕を変える

枕が高すぎると首が圧迫されて、いびきをかきやすくなります。高さが7cm以上ある枕を使っている人は、一度見直してみましょう。特に女性や小柄な人は、低めの枕がオススメです。

いびき防止におすすめの枕の定義と選び方

いびきをかきにくい寝姿勢やスムーズな寝返りをサポートしたり、気道を確保して呼吸をしやすくしてくれる形状など、いびきを防止してくれる枕がたくさんあります。いびきをかく原因や体格によって合う枕が異なるので、それぞれの特徴を知ることが大切です。

いびき防止枕の種類と特徴

いびきを防止してくれる枕には、どのような種類や特徴があるのかをご紹介します。

横向き寝用枕

いびき対策には、気道を塞ぎにくい横向き寝が適していると言われているのですが、一般的な枕は仰向け寝用に作られています。横向き寝用の枕には、横向き寝を促してくれる枕のほか、耳や腕が痛くならないようにサポートしてくれるタイプなど、種類が豊富です。

仰向け寝用枕

横向き寝よりも仰向け寝が落ち着くという人は、仰向け寝でも気道を確保しやすい枕を選びましょう。あごの高さを調整することで自然な呼吸ができる枕や、正しい寝姿勢へ導く枕などがあります。

高反発（寝返りサポート）

程よい弾力がある高反発タイプの枕は、自然な寝返りをサポートしてくれるので、寝苦しさが改善し、いびき対策につながります。仰向け寝、横向き寝、うつ伏せ寝など、さまざまな寝姿勢に対応してくれます。

おすすめのいびき対策枕5つ試してみました

いびき対策には、呼吸がしやすい横向き寝を習慣化することが近道です。そんな横向き寝をサポートしたり、寝返りや気道の確保をサポートしてくれる、いびき対策枕をご紹介します。

実際にお試し！

中央と両サイドが高くなっている、独自設計の「クラウンウェーブ」が横向き寝の姿勢にフィットして、寝返りを打っても横向きの姿勢をキープ。睡眠中の姿勢と呼吸を整え、より静かに長く快適な夜を過ごさせてくれます。

実際に横になってみると、中心部分の芯のおかげで仰向けになることはなく、自然と横向き寝の姿勢に誘導してくれます。しっかりとした弾力のため、頭が沈み込みすぎず、横向き寝の姿勢でも肩に負担がかかりません。

特殊な素材と肩から支える設計により熱放散性に優れるため、熱がこもりません。ウレタン素材やフェザー素材の枕と比較しても格段に優れる通気性の良さで、夏の暑い季節でも朝まで快適に眠れます。

3年以上農薬や化学肥料を使わないで栽培された農地で育てられた綿花を使った、地球に優しいオーガニックコットン100％の生地に、光触媒 / 抗菌・制菌 / 防臭 / 吸収速乾 / 接触冷感など様々な機能を加えた、天然素材×高機能テクノロジーの快適さを追求した枕カバーもセットでついてきます。

実際にお試し！

低反発ウレタンフォームの本体と、高さ調整用のウレタンシート2枚が重なった3層構造になっているため、ウレタンシートを外すことで、枕本体を低くすることが可能です。

しっかりとした高さがあり、頭を置いても沈み込まないので、肩に負担がかからず、横向き寝の姿勢を楽にキープすることができます。

耳ポケットに合わせて横向きになれば、長時間、横向き寝の姿勢でいても耳が痛くなることがなく快適。側面がメッシュ生地になったカバーは、洗濯機で洗うことができます。

実際にお試し！

高さは、「低め」「高め」の2種類展開。(写真は「低め」です)

仰向け時には中央のヘコんだ部分が、頸椎のS字カーブにフィットして首や後頭部を支えてくれるので、首への負担が軽減。サイドは高くなっているので、横向き時に肩への負担がありません。サイド部分とは独立した立体キルトで、仰向け寝の姿勢も横向き寝の姿勢も快適です。

表面は伸びのいい、ふっくら柔らかな感触のニット生地。肌触りがよく、リラックスして眠ることができます。洗濯ネットに入れて丸洗い可能なので、いつでも清潔に使用できます。

中の素材は、通気性や弾力性に優れたソフトパイプ。一般的なパイプよりも大きめのパイプなので、パイプの流動性が大きくなり、寝返りがしやすくなります。高さ調整可能な補充パック付き。首と後頭部の3か所の調整口からパイプを出し入れすることで、中心部と両サイドそれぞれの高さ調整ができます。

実際にお試し！

仰向けで寝たときにできる首の後ろの隙間をしっかりと埋めるため、首の当たる部分にボリュームをもたせた形が特徴。そのため、横向き寝でも肩に負担がかかりません。また、首が長めの人にもしっかりフィットします。

一般的な低反発枕とは違い、ジェルが上下左右に動いて寝返りをサポート。水のように滑らかなのに、体重をかけても底つきせず、程よい弾力で体圧を分散してくれます。低反発の柔らかさだけでなく、高反発の支持力を併せ持つ唯一無二の寝心地で、正しい寝姿勢を保つことができます。

寒いと硬くなる一般的な低反発枕とは異なり、気温の影響を受けにくいウレタン素材で作られているので、一年中ほとんど変わらない柔らかさ。表面のブロック形状の通気孔により通気性に優れているのも嬉しいポイントです。約10年分の寝返りを想定した11万回の寝返り耐久試験で、復元率99％以上を達成。長期間、快適に使用することができます。

柔らかな生地のカバーとジェルの弾力が、心地よい睡眠を促してくれます。

実際にお試し！

本体とは別に、1cmと2cmのシートが内蔵されているので、各シートを出し入れすることで、9cm-12cmまで、4段階の高さに調整できます。

枕の中央部分をへこませた特殊構造で、楽に横向き寝の姿勢が取れるように計算。さらに頭の形に沿ってウレタンが沈み込むので、頭の重さが均等に分散されて負担が軽減。極上の肌触りと、抜群の伸縮性を備える素材で寝返りを優しく受け止めてくれます。

枕の上部に内蔵されている凹凸部分で、首の後ろや後頭部を気持ちよく刺激することが可能。眠る前に筋肉をゆるめることでリラックス効果を得られるだけでなく、ストレートネック予防にもオススメです。マッサージ機能部分は取り外すこともできます。

横向き寝の際に枕のサイドに腕を乗せることができるので快適です。

いびきを防止して、睡眠の質を高めましょう！

睡眠時無呼吸症候群やその他の合併症を引き起こす要因とされている、いびきを対策するための枕をご紹介しました。自分の睡眠の質を高めることはもちろん、家族や同居人の睡眠を妨げないためにも、いびき対策用の枕を検討してみてはいかがでしょうか。